<バイク電装システムについて>
〜反射式デジタル速度計〜
まず最初に私たちは指示計、いわゆるメーターに着目しました。
従来のアナログ式からデジタル式までいろいろな情報が溢れている中で優先度が高い情報は”速度”であろうと考えました。そこで視線移動が少ないスクリーン越しに指示値を確認できる反射式デジタル速度計に注目し、本来四輪車用の機器をバイクで使えるように電源回路の強化や各信号のインターフェースの開発、耐候性の向上等対策を施し、ほとんどの車種に取付できるようにしました。
〜プラスアルファの機能〜
次に盗難対策用のアラームイモビライザ・システムをさらに使いやすいプラスアルファ機能を追加しました。
オートバイは四輪車と異なり電装品用のアクセサリーポジションがありません。従って従来電装品(カーナビなど)を動作させるにはメインキーを投入する以外操作できません。
私たちはこの不便を解消するためイモビライザのリモコンから約7分間、搭載した電装品のみ操作できる機能を開発しました。これによりキーレスで簡単にON/OFFできるうえ7分後には自動的に切れるのでバッテリーあがりの心配もありません。ツーリング先でちょっとラジオで情報収集、ナビでルート設定等いちいちメインキー操作の必要もなく気軽に操作できます。
〜ノウハウの積み重ね〜
最近普及が進んでいるHIDヘッドランプですが、取付不備によるトラブルが多く他の電装品との相性があまり良くありません。私たちは電源ラインの見直しとサージ(機器破壊するレベルのノイズ)の対策を施しています。
またABS搭載車の場合、便利なGPS(カーナビ)の車速パルス併用自立航法システムが使えないことがあります。
これは車速パルスが本来の仕様と異なることが原因でパルス変換機能が必要です。
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